公民館、動植物園、スポーツ施設などの使用料の
値上げを許さない署名を市議会に請願しましょう。

 日頃からのご活躍に心から敬意を表します。
 早速ですが、昨年9月18日、市長の諮問機関である市政戦略会議が使用料・手数料の見直しに関する答申を出しました。その内容は、「市川市の施設の使用料は民間に比べて安すぎるので大幅な値上げを行うべきである」というものでした。公民館を例示し、現在、1時間当たり250円の使用料を1800円に引き上げるのが相当であり、当面1000円まで引き上げるというものです。公民館だけでなく、動植物園、市民プールや運動場などのスポーツ施設なども同様に総行政コスト(施設の建設費、人件費、経費、利息、土地の賃借料などを合計した金額)の50%の収入となるように使用料を引き上げるとしています。市は当初、2月の予算議会でこの使用料の値上げに必要な条例改正を提案するとしていましたが、昨年の市長選挙で市民から使用料の値上げに関して大きな批判が寄せられたことにより、「条例改正は26年度中に行う」と変更せざるを得ませんでした。このような市民の批判にもかかわらず、2月議会の施政方針では使用料の見直しを正面から掲げて、値上げを行うことを宣言しました。


 市の施設は市民の税金で作られたものであり、使用料を取るにしても廉価で使用できるようにするべきであり、民間と比較するべきものではないと思います。たとえば、教育基本法は第十二条で「 2  国及び地方公共団体は、図書館、博物館、公民館その他の社会教育施設の設置、学校の施設の利用、学習の機会及び情報の提供その他の適当な方法によって社会教育の振興に努めなければならない。 」と規定しており、市民の権利であるとともに、国と地方自治体の責任であることを明らかにしています。


 市はさらに、現在も市政戦略会議で「市の施設の運営の見直し」ということで、280を超える施設の運営について論議しており、無料駐輪場の有料化の方向などが出されています。今回の使用料の値上げを許せば、この値上げが基準となって、280を超える市の施設の値上げや民営化、そして、廃止などにつながっていくと思われます。


 そこで、日常的に公民館や動植物園、スポーツ施設などを使用して、様々な活動を行っている人たちが、集まり、「この使用料の値上げは私たちの活動を困難にするもので、到底許すことができない」という1点で意見が一致し、「値上げを許さない市川市民の会」を結成し、別紙の請願署名を市議会に提出していこうということにいたしました。この会には、団体、個人など多くの人たちが集まっています。


 私たちは、当面6月議会にこの請願書を提出することを目標として、署名運動を始めました。この2ヶ月間で一人でも多くの市民の声を集めて議会に反映させていきたいと考え、多くの団体、個人の方々に呼び掛けて署名運動を成功させたいと考えております。集まった署名は連絡を頂ければ、いただきにお伺いしますのでよろしくお願いいたします。


 多くの方々の声を市政に反映し、この値上げをやめさせるために力を合わせていきましょう。


   2014年4月1日
                        値上げを許さない市川市民の会
                         市川市曽谷1-15-18 市川民商内
                         TEL 047-372-3413 FAX 047-373-5872